ポジティブ家族の記録

双子の一人に先天性心疾患、知的障害。妊娠時に子宮頸がん。波乱万丈ですが、明るく楽しく生活中。

現役保育士の持論 スムーズに箸に移行するために離乳食から実践したこと

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スプーンは最初から下手持ちがおススメ!!上手持ちは必要ない!?

 

はじめに

現役で保育士をしており、

主に0歳児、1歳児クラスの担任をしています。

 

双子が2歳児の時に保育園の先生に

箸の持ち方がすごく上手なんですが

どうやって教えたんですか?

と聞かれたり、

保育士の友達からも

上手だと褒められることが多かった双子たち。

 

我が家の双子や園で実証済みの方法です

 

我が家の双子は

早産時で一人の発達は普通

もう一人は中度の知的障害と心臓疾患(身体障碍4級)

発達は遅め

 

www.manarinafutagomama.com

 

障害児の離乳食開始は9カ月からスタート

二人とも3歳頃には箸になり、

年少に進級時には完全にマスター

矯正橋などはほとんど使ってません

 

あくまでも持論になりますので

どなたかの参考になればと思い記事を書いてます。

 

 

↓の写真は2015年4月の写真

2012年4月生まれなので

ちょうど3歳

長女

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まだ練習中ですが、

なんとなく形にはなっています

次女

中指が気になるので

訂正中

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乳幼児期は個人差も大きいため、

無理の無いよう楽しい雰囲気の中で

正しいスプーンや箸の持ち方を

伝えて行けると良いですね(*^-^*)

 

手づかみ食べ

手づかみ食べを嫌がる親御さん多いですよね💦

個人的にはとてもおススメなのですが・・・・

手づかみでは自分で食べようとする意欲が育ったり

手先をよく使うことで脳の発達にも良いと言われています。

 

 

それに食に興味があるということも

とっても良い事(*^-^*)

スプーンを持つ意欲にもつながっていきます。

 

ただ、おかゆや納豆などはなるべく触ってほしくない気持ちも

よーーーく分かります"(-""-)"

 

そんな時はおやつから始めましょう

我が家では離乳食中期からスタート

 

おすすめは

赤ちゃんせんべい!!

細長いタイプの物


 

 

ただ持って口に運ぶだけですが

これだけでも練習になります

 

後期からはボーロやバナナなど

喉に詰まらせないよう見守りながら行いましょう

 

余裕がある人は

手作りで細長い物を作ってあげても◎

 

ポイント

細長く切る

正方形や丸よりも

細長く切ってあげることで

持ちやすく噛んで口に入る量を子供自身が学べる

 

コップのみ

あわせてコップで飲む練習も始めます

(離乳食初期から練習可能)

最初はむせないように

少し口を潤す程度からスタートしましょう

 

最初はびっくりして口から出してしまうこともありますが

2週間ほどでコップに慣れて少しずつ飲めるようになります。

 

手づかみ食べを始めたら

コップを自分で持って飲むという練習も始めるとよいです

 

1歳過ぎるくらいになると

こぼさず一人で飲めるようになります

 

こうなるとお出かけでの持ち物も減り

楽ですよね!(^^)!

 

後、今後の汁物も上手に飲めるようになります

 

※個人差が大きい時期です

様子を見ながら行ってください

 

スプーンの練習

いつから始める?

1歳ごろからスタートしましょう

最初は持つだけですが

それで良いんです!(^^)!

 

握り方

推奨

下手持ち

鉛筆持ち

 

 

一般的に言われているのは

上手持ち

 ↓

下手持ち

 ↓

鉛筆持ち

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しかし、

最初の上手持ち

 

これが無駄に思えてしょうがない!!!

 

この持ち方はとんでもなく癖が強く

一度癖がつくと直すのに

とても根気がいります!!

 

 

しかも上手持ちって

これから正しい持ち方をするのに必要な

手首を捻るという動作が全く入っていない。

 

大人がやってみると分かると思いますが、

上手持ちは食材すくったり、

口に運ぶときに並行的な移動のみで

手首をあまり動かさないですよね?

 

なので簡単なのですが

この後下手持ちに変えても

子供は簡単に食べれる

上手持ちにすぐに持ち替えてしまいます。

 

(まぁ、根気よく声をかけて直していけばよい話ではありますが)

 

一方下手持ちは

上手持ちに比べれば多少難易度は上がりますが、

1歳くらいの子もこの持ち方ができます。

そんなに難しい持ち方ではないのです!

最初から下手持ちで持たせれば

1,2か月くらいでマスターできます

 

当然今後の箸への移行時期にも大きくかかわってきます

 

上手持ちから始めた場合

2,3歳でも下手持ちできない子が多い

 

下手持ちから始めた場合

2歳から2歳半くらいで鉛筆持ちできる子が多数

 

また、鉛筆やクレヨンも

高確率で

スプーンと同じ持ち方をします!!

 

こうなると多少難易度はあがるものの

最初から下手持ちした方が良いと思いませんか??

 

 

練習方法

①下手持ちの癖をつける

 

持つことはできても

最初から口に運ぶことはできません

 

なので最初は手を添えて

一緒に口まで運ぶという動作を練習します。

 

この時はただスプーンを持つことだけが目的です

 

子供の背後から手を添えるとやりやすいです

 

 

②食材をすくってあげる

 

持てるようになったら食材をスプーンの上にのせるのを

援助しましょう

 

まだすくう動作は難しいので

これは大人がやってあげます

 

子供が一人でやるのは

スプーンを口に持っていくという動作

 

おかゆなどスプーンにくっつきやすい物を

選んであげると

食べやすく

自分で食べれたという自信につながります

 

西松屋のシリコンエプロンがめっちゃ便利!!


 

 

おすすめ!

後はバナナやイチゴなどを1口サイズに切って

食べるのも良い練習になります。

(フォークにさすのは大人がやる)

 

できた時は沢山褒めてあげましょう!(^^)!

 

最初はつきっきりですが、

1,2か月もすれば

こぼしながらも一人で食べれるようになってきます

 

ここまでくれば後は多少援助しなくても

大丈夫になりかなり楽です

 

もちろん下手持ちの癖がついてます

 

ここでのおススメの練習方法は

みそ汁やスープ

 

自分で食べれるのが楽しいのか

ほとんどの子が

ひたすらスプーンで汁物をすくって飲むことを好みます

 

時間はかかるので、

ある程度時間を決めて放置しとくのも良いです

(放置という言葉は悪いですが、

ずっと付きっきりは大変なので多少目を離してもOK)

 

③鉛筆持ち

下手持ちが定着し

一人で上手に食べれるようになってきたら

鉛筆持ちの練習を始めましょう

 

鉄砲やバキューンの指の形を作ってもらい

その上にスプーンを置いてあげる

 

すぐに指の形が出来るよう(バキューンの手の形)

普段から遊びの中で取り入れておくと

スムーズです

※鉛筆持ちの練習の前に

 

後はひたすら練習あるのみ

握り持ちになったら

その都度

「バキューンだよ」と

声をかけて正しい持ち方に訂正してあげましょう

 

おわりに

育児に正解はありません。

これはあくまで私の経験と実践での持論となってます

 

箸を始める時期については

スプーンやフォークを鉛筆持ちで持ち

問題なく食べれるようになってからが基本

 

練習用の持ちやすいスプーン等も

特に必要ありません

どこにでもある子供用のスプーンで十分です

 

よく上手持ちしかできないのに

箸にしようとする方がいますが

ハッキリ言って無謀です。

鉛筆持ちすらできないのに箸に移行するのは

子供や親にとって

とてもストレスだと思います。

 

そろそろ疲れてきたので

箸の練習の仕方は

また次回。

 

ただ、エジソン箸などのトレーニング箸は

個人的に好きじゃないので

ほとんど使いませんでした。

 

どちらにしてもとても根気のいる練習になるのですが

最初の持ち方を変え、

ちょっとだけ苦労するだけで

余計な労力を省くことができます。

 

最初に上手持ちで持たせた方も

今からでも根気よく

下手持ちに直していけると良いですね

 

箸移行に向けて準備していきましょう!(^^)!

 

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